実験ノートに書く項目を決めておく
実験の記録は、毎回同じ項目で書くと、あとから見比べやすくなります。凝ったノートは必要ありません。次の五つがあれば十分です。
書く項目
- 日付と天気
- 今日の問い(たとえば「水に砂糖はどれくらい溶けるか」)
- 使ったもの
- 結果(見たこと、聞いたこと、触れて分かったこと)
- 次にやってみたいこと
書き方のコツ
- 結果は、「思ったこと」より先に「見えたこと」を書く
- 絵や図を入れてよい
- 予想が外れたときは、そのこともそのまま残す
予想が外れた記録は、あとで読み返すと一番面白く、次の問いにつながります。
子どもが書くときの工夫
文字を書くのが苦手な年齢の子どもなら、絵だけでも十分です。大人が横で、子どもの言ったことを書き取る方法もあります。「書けないから嫌になる」という状態を避けて、記録すること自体を楽しい作業にします。
写真を使う
実験の様子を、スマートフォンで撮影して、ノートに貼る方法もあります。変化の前後を比べるのに便利です。ただし、撮ることに夢中になりすぎて、目の前の観察がおろそかにならないよう、一回の実験で数枚と決めておくとよいです。
見返す機会を作る
ノートは、書いたら終わりではなく、月に一度、一緒に見返す時間を作ります。「このときは、こう思っていたんだね」と話すだけで、子どもにとっては、自分の成長を実感する機会になります。
失敗の書き方
予想と違う結果が出たとき、「失敗」と書かずに、「予想と違った」と書くようにします。言葉を少し変えるだけで、子どもが結果を受け止める気持ちが変わります。違いの理由を一緒に考えることが、次の実験の題材になります。
ノートの形
ノートは、大きめの方眼のものが使いやすいです。絵を描いたり、表を作ったりしやすく、子どもの筆跡の大小も気になりません。実験ごとにページを新しくし、ページの上に日付を書く習慣をつけておきます。
記録を使った遊び
ノートがたまってきたら、「前の実験と今回、何が違うか」を探す遊びができます。たとえば、同じ重曹の実験でも、季節や気温で結果が違うかもしれません。記録があるから見えてくる発見です。
続けるための工夫
毎回きちんと書こうとすると疲れてしまいます。書く項目を全部埋められない日があってもよいと決めておくと、気軽に続けられます。まず、日付と問いだけを書く。余裕があれば、結果と気付きも書く。そのくらいの気持ちで十分です。